僕がアートを語る理由Ⅱ

2019年6月17日月曜日

アート雑記帳

《僕がアートを語る理由Ⅱ》

-------------------------------------------------------------

《学芸員資格をとってみた》
20代前半、美術館に通うもののピカソの偉大さを、イマイチ理解出来ないでいたぼく…

もちろん、何も得るものが無かったわけではありません。

個人的な美的体験のようなものも沢山ありましたし

展覧会で販売される図録を読み、キュビズムなる技法を編み出したなんてことも知りました。

しかし…

しかしなんですよねぇ。

なるほどキュビズムの仕組みは分かった。

で?

って感じ(笑

だから何なのかと。

色々と屁理屈を並べているが、だから何なんだ?と。

難しい御託を並べれば天才なのか?

意味不明…

当時は、まだインターネットもなく、納得の行く回答を得るのに随分と時間が掛かりました。

さて、そんな美術鑑賞好きな青年は、やがて花屋を開くことになり、そこであることに気づいたのです。

当時の僕のように、「ピカソは天才らしいが、よく分からん」という方が沢山いることを!

なので、僕はレッスンの後にアートの話なんかをすることが増えた訳です。

すると、やがて「美術鑑賞ツアーをやってほしい」という声をいただくようになりました。

しかしながら

ただの花屋の兄ちゃんが美術鑑賞ツアーをやったところで、説得力もないしなぁ〜

ということで、一念発起し武蔵野美術大学の通信課程受講を決意。

昨年、めでたく卒業と同時に美術館などで働くことのできる、学芸員資格を取得しました(^^)

これで、多少は人様の前で芸術について語ってもよかろうということで

美術講座を始めたいと思います!